ち ょ っ と い い 話

新月伐採

<新月伐採とは建築材に適した材料を採取する昔から伝わる方法のことです>

伐採法
 新月伐採と呼ばれる木材(建築材)を生産するためには以下の条件をクリアしなくてはなりません。

 1秋から冬の下弦から新月(下図参考)に至る
1週間ほどの期間に伐採する。
 2伐採に際しては谷側に倒す。
 3長期間葉枯らしを十分にする

 4製材後は天然乾燥を行う。
 
 これが新月伐採といわれる第1の条件です。なぜか他の時期に切ったものは、その後工程を同じにしてもあとに述べる特徴を発揮してくれません。謎です。
 
 3の長時間葉枯らしをするときに、山側に倒したスギでは、辺材中の水分が取り除かれ、カビにくい条件を木材に与え、また、谷側に倒したスギでは、木材に蓄えられたデンプンなどが徐々に減っていき、逆にフェノール成分は増加する。どちらも、木材がカビにくい原因になっていると思われるが、条件が許すならば谷側に倒した方がより威力を発揮する。
 
 長期間の葉枯らし・・・葉枯らしとは葉っぱをつけたまま木材を林地に放置し、徐々に木材を乾燥させる事。長時間行うと、貯蔵成分の分解とフェノール成分の生成をもたらし、木材の辺材部にカビにくい性質を付与することが出来る。
 
 製材後の天然乾燥は、あくまで自然のままで乾燥をし、割れや狂いが起こらないように製品として完成させる最後の行程である。 
 
 この様な伐採方法をとると以下の特徴を持った木材(建築材)を生産できます。
 この事はまだ未解明の点もまだ多いが、チューリッヒ大学でその効果は実証されています。
特徴  
  燃えにくい
   
  カビに強い
   
  腐食に強い
   
  害虫に強い
   
  割れ・狂いが生じにくい
辺材部にフェノールなどがたまることにより、カビに強いなどの特等が現れている。
山の形状にもよるが、出来るだけ谷側に木を倒す方が後々より木材を得ることが出来る。
左側の下弦の月に伐採することを新月伐採という。

その他にも、季節は秋〜冬がいいという話もある。
テキスト ボックス: 上弦,テキスト ボックス: 下弦
 平成18年7月1日作成(八溝センター)



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