ち ょ っ と い い 話

 リニューアル一回目は、現在全国で上映されている「デイ・アフター・トゥモロー」などでも取り上げられている地球温暖化についてです。
 現在、全世界的に様々な取組がなされています。今回はその中でも林業界での地球温暖化防止に向けた動きを紹介したいと思います。
 
 皆様もご承知の通り1997年に「京都議定書」が採択され、温室効果ガスを1990年の排出量と比べ5%削減することとなり、わが国は、国内排出量の6%削減を約束しています。
 2002年には、「地球温暖化対策推進大網」において、その内約3分の2に相当する3.9%を森林での吸収源対策により達成すべき目標とされています。
 
 また、2004年と2007年には内容の評価・見直しを行い、段階的に必要な対策を講じていくことになっており、2004年に予定されている大網の評価・見直しにおいて必要とされた場合、早期に温暖化対策税を導入すべきと検討されています。
 現状の森林整備量では3.9%の削減目標を大幅に下回るおそれがあり、国民の理解を得て財源を確保しさらなる森林整備を推進する必要があります。
 
 幸いなことに2003年12月に内閣府が行った「森林と生活に関する世論調査」によると、「図1」のように地球温暖化防止のための森林整備に対する費用負担について、「国民全体で負担する」とするものが41%、「排出割合に応じて企業や国民が負担する」とするものが40%であり、費用負担への一定の理解が見られます。
 
 わが、栃木県では、3月24日に栃木県議会において「地球温暖化防止森林吸収源対策の着実な推進を求める意見書」が採択され、内閣総理大臣を始め関係閣僚に意見書を提出されました。
 
 これらをふまえ、4月23日に栃木県内の林業関係団体を構成員とする「栃木県森林・林業・木材産業温暖化対策税創設推進本部」を設立致しました。
 今後は、中央の推進組織と連携を図りながら、各界各層に呼びかけ活発な国民的議論を展開し、温暖化対策税の創設に向けて要請活動を協力に推進ことにしております。
 参考までに、日本学術会議の答申において、民間研究所が森林の多面的機能を定量評価した結果によると、二酸化炭素吸収機能は年間1兆2千億円です。
(下図2参照)
 
図1
資料:内閣府「森林と生活に関する世論調査」(平成15年12月調査)
注:回答は複数回答可
図2
 
最後に、地球温暖化とは?その他の活動内容について知りたい。などという方は全国地球温暖化防止活動推進センターという物がございますので、参照なさって頂けると幸いです。
 
(おことわり)表や文中の数字は林業白書から引用致しました。
2004年8月1日掲載



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